ウイルス、スパイウェア、不正アクセス、フィッシング詐欺、ワンクリック詐欺など、パソコンには重要なデータや個人情報を盗む危険があります。
パソコンの引越をしたい方にウイルスの危険からパソコンを守るために意識することとその方法をお伝えします。
ウイルスの危険からパソコンを守るために意識すること
インターネットにはいろいろな危険がありますが、最新のウイルス対策ソフトをパソコンにインストールしていれば、パソコンは守られます。
- インターネットのおかげで世界中の情報を得られる
- インターネットを使ってパソコンの安全が脅かされる
- 怖がってインターネットを使わなくなってしまってはもったいない
- セキュリティ対策をすれば、多くの危険からパソコンを守ることができる
- 必ずウイルス対策ソフトはインストールすること
- 被害に遭ってから対策をしても遅い
- アダルトや出会い系のホームページを開くと被害にう確率が上がる
- 海外のホームページを開くときも注意する
- メールの添付ファイルにウイルスが隠されていることがある
- メールを開いただけで感染するウイルスがある
- 知らない人からメールは開かない
- 知り合いを装った「お久しぶりです」、「先日の件」などの件名に惑わされない
- 知り合いがウイルスに感染すると自動的にウイルス付きメールが送られることがある
- パスワードを設定していないと他人に無線LANやWiFiが使われる可能性がある
- 無線LANやWiFiでデータをやり取りしている間にデータが盗まれる
- インターネットの閲覧ページ、入力したIDやパスワードが盗まれる
- メールのやり取りが覗き見される
インターネットを使っていないときも注意が必要
USBメモリなどを使って、複数のパソコンでデータをやり取りするときにもウイルスやスパイウェアが侵入することがあります。
インターネットと同様に、最新のウイルス対策ソフトをパソコンにインストールしていれば、パソコンは守られます。
- ウイルスやスパイウェアは気付かないうちに侵入している
- ウイルスやスパイウェアに侵入されたパソコンに接続したUSBメモリが感染する
- そのUSBメモリを接続した他のパソコンが感染する
- パソコン、USBメモリともにウイルス対策ソフトで感染していないかをチェックする
インターネットショッピングでクレジットカードを使うときの注意
今ではインターネットショッピングでクレジットカードを使うことは当たり前となりました。
インターネットでクレジットカードを使うこと
- クレジットカードを使うとその場で決済ができる
- 代引き手数料や振込み手数料などの余分な手数料がかからない
- クレジットカード会社でポイントが貯まる
- 100%安全とは言えない
- セキュリティの対策をしていないパソコンではカード番号を入力しない
- セキュリティの対策をしっかりする
セキュリティを意識してクレジットカードを使う
クレジットカードは便利ですが、インターネットで使うときには気をつけなければいけないことがあります。
- ウイルス対策ソフトをインストールする
- 決済ページがSSL(情報が暗号化される)に対応しているかどうか確認する(SSLに対応しているページのURL(アドレス)は「https://」から始まる)
- 不特定多数の人が利用するパソコン、他人のパソコンではクレジットカードは使わない
- 信頼できるホームページだけでクレジットカードを使う(楽天、Yahooショッピング、Amazon(アマゾン)など)
- カードの番号、有効期限、セキュリティコードをホームページに書き込んだり、メールで送信しない(セキュリティコードとは、カード裏面にある数字です。)
- 万が一を考えて、クレジットカードの限度額を低めにする
- クレジットカード会社で不正利用された場合の対応を確認しておく
- 毎月、請求される金額を確認する
個人情報の流出を防ぐための対策
パソコンには個人情報がいっぱいです。
- 氏名、住所、電話番号、生年月日など、自分に関する情報
- クレジットカードの番号や有効期限、銀行の口座番号や暗証番号など金融機関の情報
- 友達や家族のメールアドレス、住所、電話番号
- 仕事関係の人、取引先のメールアドレス、住所、電話番号
- 友達、家族、自分の写真
- 各ホームページのIDやパスワード
インターネットで個人情報を流出を防ぐには?
インターネットで個人情報が流出しないように対策をしましょう。
- ウイルス対策ソフトをインストールする(ウイルス対策ソフトは自動的に個人情報の流出を防いでくれます。)
- インターネットで個人情報を公開しない(FacebookやTwitterなどのSNSも、個人情報の詳細は公開しないようにしてください。)
- 各ホームページでは、他人が推測できないIDやパスワードを使う
- 他人のパソコン、第3者が使うパソコンでは個人情報を入力しない
インターネットを使っていなくても対策が必要
インターネットを使っている人に比べると個人情報が流出する可能性は低いですが、対策は必要です。
- パソコンを起動するときにパスワードの入力が必要にする(毎回、入力するのが面倒ですが、セキュリティは上がります。
- 盗難されないように対策する)
- セキュリティ対策していないパソコンにパスワードを保存しない(特にウイルス対策ソフトは必須です。)
個人情報が流出してしまったら?
一度でも個人情報が流出してしまうと削除することが難しくなります。
- 個人情報を公開した掲示板などから削除しても、誰かがコピーしていれば削除できない
- 他の掲示板でも公表される可能性がある
- 写真(特に恥ずかしい写真)が流出すると大問題になる
- 友達や家族の個人情報が流出したら、本人に迷惑をかける
- クレジットカードが悪用される
- 各ホームページのIDやパスワードが悪用される
IDとパスワードの重要性
IDとパスワードとは何でしょう?
- 例:銀行 「ID」は口座番号、「パスワード」は暗証番号(パソコンで使うIDは「アカウント」、「ユーザー名」、「認証ID」とも呼ばれます)
- IDや口座番号は他人が知ってもそれほど問題はない
- パスワードや暗証番号は他人に知られると悪用される可能性がある
- パソコンではIDとパスワードが一致すると本人と認識される
いつIDとパスワードを使うの?
インターネットでIDとパスワードを使うことが多くなります。
インターネット
- ショッピングやオークション(楽天、Yahooショッピング、Yahooオークションなど)
- オンラインバンキング(ジャパンネットバンク、三菱東京UFJなど)
- Webメール(Hotmail、Gmail、Yahooメールなど)
- SNS(Facebook、Twitter、mixiなど)
- ブログ(アメーバ、FC2など)
インターネット以外
自分で設定しなければ、IDとパスワードが必要ないことが多いです。
- パソコンを起動するときのパスワード
- 圧縮されたデータを開くためのパスワード
- 圧縮されたデータを開くためのパスワード
IDやパスワードはどうやって決めるの?
IDやパスワードは、利用するサービスによって決められている場合もありますが、自分で決めることが多いです。
IDは自分がわかりやすいもの、他人が推測しやすいものでも大丈夫ですが、パスワードは他人が推測できないものにする必要があります。
100%安全なパスワードはありませんが、できるだけ複雑なパスワードにしましょう。
他人が推測しにくいパスワード = 安全
- 最も安全なパスワードはランダム(てきとう)
- ランダムは覚えられないため、ある程度の法則を持って考える
- 好きな映画やドラマに関係するパスワード
- 芸能人やスポーツ選手に関するパスワード
- 好きな本に関するパスワード
他人が推測しやすいパスワード = 危険
- 誕生日、名前、あだ名に関するパスワード
- 住所、電話番号に関するパスワード
- 車のナンバーに関するパスワード
- 簡単な数字の羅列(123、777など)
大切なIDとパスワードの保管方法
IDも重要ですが、パスワードはもっと重要です。
IDとパスワードの正しい保管方法は「○」、どちらとも言えない保管方法は「△」、正しくない保管方法は「×」で表しています。
△ 絶対に安全な方法は「暗記」する
全てのIDとパスワードを暗記することは難しいため、金融機関だけでも覚えましょう。
× パソコン内に保管する
パソコンに保存されているデータは流出可能性があります。
IDやパスワードだけではなく、重要なデータはセキュリティ対策をしましょう。
△ 紙に書いて保管する
自分以外の人が紙を見ない可能性がなければかなり安全な保管方法です。
IDとパスワードを書いた紙が盗まれると悪用されます。
パソコンの近くに紙を保管すると自分以外の人に見られる可能性があります。
× 忘れないため全て同じIDとパスワードを使う
複数のサービスで同じIDとパスワードを使うと漏れたときの被害が大きくなります。
安全性を高めるために複数のIDとパスワードを使い分けましょう。
○ IDやパスワードを管理するソフトを使う
無料でIDとパスワードを管理するソフトがあります。
ソフトを開くためのパスワードが必要になります。
無料のIDとパスワード管理ソフト「ID Manager」(窓の杜へリンク)がオススメです。
変更が必要なパスワード
同じパスワードを利用し続けると危険なため、一定期間ごとにパスワードを変更しましょう。
- いくら複雑でも同じパスワードを使い続けると安全性が低くなる
- 数ヶ月に1度の割合で、パスワードを変更をしなければいけないサービスもある
Windowsの更新は必須
Windowsの更新とは何でしょうか?
- Windowsは時代に合わせて新しいバージョンが発売されている(時代に合わせてバージョンが異なります。)
- 同じバージョンのWindowsでも更新が必要
- 例:発売直後のWindows 7と1年後のWindows 7は中身が違う
- 更新をするとセキュリティが強化されたり、エラーが軽減される
- マイクロソフトのバージョンに対するサポートが終わるまで無料で更新できる
Windowsを最新の状態にする方法
Windowsを更新するにはどうすればいいのでしょう?
- インターネット環境が必要
- Windowsが自動的に更新する(初期設定時)
- 更新するデータはマイクロソフトからダウンロードする
- 更新中はパソコンの動作が遅くなることがある
- 更新終了後、Windowsの再起動が必要なときがある
セキュリティ対策には欠かせないWindowsの更新
Windowsを最新の状態に保ちましょう。
- Windowsの更新は絶対に必要なセキュリティ対策(ウイルス対策ソフトをインストールしていても、Windowsの更新をしていなければ効果が半減します)
同じバージョンでも異なるService Pack(サービス・パック)
Service Pack(サービス・パック)とは何でしょう?
- Windowsの更新の中でも大幅な変更がおこなわれる
- 更新時間が非常に長い
- Service Pack(サービス・パック)は同じバージョンで複数回ある
- 更新後は「Windows 7 Service Pack1」、「Windows 7 Service Pack2」と表示される
- 不具合が起こることもあるため、更新前(日頃から)に重要なデータをバックアップすること
ファイアーウォールとは?
ファイアウォールについてご紹介します。
ファイアウォールの役割
ファイアーウォールはパソコンを守ってくれる壁です。
- ファイアーウォール(Firewall)の日本語訳は「防火壁」
- ファイアーウォールは、パソコンとインターネットの間にある
- インターネットからパソコンに入ってくるデータを監視する
- ファイアーウォールがないパソコンは悪いデータが入り放題
ウイルス対策ソフトとは違うファイアーウォール
ファイアーウォールはウイルス対策ソフトと役割が違います。
パソコンを守るためには、ウイルス対策ソフトとファイアーウォールの両方が必要です。
- ファイアーウォールではウイルスの侵入は防げない
- ファイアーウォールはパソコンに入るデータの安全度を判断する
- ファイアーウォールは不正アクセスも防げる
- セキュリティを高めるために、ウイルス対策ソフトとファイアーウォールの両方が必要
ファイアーウォールはインストールが必要?
ファイアーウォールを使うには?
- Windowsに最初から入っている
- ウイルス対策ソフトに付属していることもある(有料のウイルス対策ソフトに付属していることが多いです)
- 2つのファイアーウォールを同時に使うことができない
- Windowsかウイルス対策ソフトのどちらかを選ぶ必要がある
- 基本的にはウイルス対策ソフトのファイアーウォールを選ぶ
パソコンを守るウイルス対策ソフトとは?
ウイルス対策ソフトについてお伝えします。
ウイルス対策ソフトの役割
ウイルス対策ソフトとの役割とは何でしょう?
- パソコンにウイルスが侵入するのを防いでくれる
- ウイルスに感染したホームページを開くときに教えてくれる
- ウイルスに感染したメールが届いたら対処(ウイルスの削除など)してくれる
- ウイルスに感染したファイルを開くときに対処(ウイルスの削除など)してくれる
- スパイウェアの侵入を防いでくれるウイルス対策ソフトもある
- 無料と有料のウイルス対策ソフトがある
ウイルス対策ソフトをインストールするタイミング
-
ウイルス対策ソフトはいつインストールすればいいのでしょう?
- インターネットに接続すると「いつウイルスに感染してもおかしくない」状態
- パソコンを購入したらすぐにウイルス対策ソフトをインストールする
- 最低でもインターネットに接続する前にはウイルス対策ソフトをインストールする
- ウイルスに感染してからでは遅い
- ウイルスに感染した場合は、完全にウイルスを削除できないことがある
- ウイルスに感染したらパソコンの再セットアップ(リカバリィ)が必要なことがある
再セットアップとはパソコンのデータを全部削除して、全部入れ直すことです。
ウイルス対策ソフトの更新
ウイルス対策ソフトは更新が必要?
- 毎日のように新しいウイルスが誕生している
- 新しいウイルスに対抗するために、ウイルス対策ソフトは常に対応が必要
- ウイルス対策ソフトを作成した会社が、インターネットを通じて新しいデータをパソコンに送る
- 自動的にウイルス対策ソフトは最新の状態に保たれる
- ウイルス対策ソフトによっては毎年、新しいバージョンに変更する必要がある
ウイルス対策ソフトでパソコンが重くなる?
ウイルス対策ソフトはパソコンをウイルスから守ってくれますが、その代わりパソコンに負担がかかります。
- ウイルス対策ソフトは常にパソコンを監視している
- インターネットで入ってくるデータを全てチェックしている
- パソコンに負担がかかるため、パソコンの動作に影響が出る(遅くなる)
- セキュリティのため多少の影響は仕方がない
- 今、販売されているパソコンは性能がいいため、ウイルス対策ソフトの影響を受けにくい
ウイルス対策ソフトは大きく分けて、有料と無料があります。