Windows 11で、隠しファイルを常に表示する方法、隠しファイルに設定する方法もご紹介します。

削除した覚えがないファイルやフォルダーが、突如見つからなくなったことはないでしょうか。

また、家族でパソコンを共有している場合、見られたくないファイルやフォルダーはないでしょうか。

そのような場合は、隠しファイルになっている、隠しファイルにすることが可能です。

それでは、Windows 11で、隠しファイルを常に表示する方法、隠しファイルに設定する方法もご紹介していきます。

隠しファイルとは?

隠しファイルとは、エクスプローラー上で見えないように設定されているファイルのことです。

システムファイルは、OSのプログラムやアプリケーションの設定情報、デバイスドライバーなどパソコンの動作に大きな影響を及ぼす可能性があるため、初期状態では非表示に設定されています。

また、非表示にできるのはファイルだけではなく、隠しフォルダーも可能です。
 

▼隠しファイルを「表示しない」に設定した場合

隠しファイル 表示しない
 

▼隠しファイルを「表示する」に設定した場合

隠しファイル 表示する
 

このように、フォルダーが隠れていたことが分かります。
 

隠しファイルを作成して、他人もしくは他グループに見られたくないファイルを隠すことが出来ます。

ファイルやフォルダーを非表示にするとこのようなことが可能になります。

  • 誤って削除や変更をしないように非表示にする。
  • 増えたファイルを整理するため古いファイルを非表示にする。
  • セキュリティやプライバシーの観点で第三者から見えなくするために非表示にする。

この隠しファイルや隠しフォルダーには、2種類存在します。

  • 元から隠されているもの(システムファイル、Cドライブ内の「Program Data」など)
  • ユーザが隠したもの(プロパティから「隠しファイル」にチェックを入れたもの)

尚、隠しファイルやシステムファイルを削除したり、保存場所を変更すると、パソコンが正常に動作しなくなることがあります。

隠しファイルやシステムファイルの表示設定を「表示」に変更した場合は、必ず「非表示」設定にすることをお勧めします。
 

Windows 11の隠しファイルを常に表示する方法

Windows 11の隠しファイルを常に表示する方法は、2つあります。

  • 隠しファイル・隠しフォルダー・隠しドライブを表示する
  • システムファイルを表示する

パソコンの機種、OS設定・ソフトウェアのバージョンにより、記事の画像や手順が実際と少し異なる場合があるので、注意してください。

それでは、Windows 11の隠しファイルを常に表示する2つの方法を詳しくお伝えします。

隠しファイル・隠しフォルダー・隠しドライブを表示する

Windows 11で、隠しファイル・隠しフォルダー・隠しドライブを表示する方法をお伝えします。

設定変更が有効になったのか分かるように、フォルダーを事前に確認しておきます。

例)Windows(C:)内のフォルダーを確認

隠しファイル 表示しない

1.「エクスプローラー」を開く

タスクバーにあるフォルダアイコンを右クリックし、エクスプローラーを開きます。

フォルダアイコンを右クリック

2.「オプション」を選択する

エクスプローラーウィンドウが開くので、上段の右端にある「・・・」をクリックします。

メニューが表示されるので、「オプション」をクリックします。

「・・・」→「オプション」をクリック

3.「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択する

フォルダーオプションウィンドウが表示されるので、「表示」タブをクリックします。

詳細設定内の「ファイルおよびフォルダー」内の「ファイルとフォルダーの表示」にある「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」項目を選択します。

「OK」をクリックします。

「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」選択

4.隠しファイル・隠しフォルダー・隠しドライブが表示される

隠しファイル・隠しフォルダー・隠しドライブが表示されました。

隠しファイル 表示する
 

Windows 11では、この方法で「隠しファイル・隠しフォルダー・隠しドライブを表示する」ことが出来ます。
 

Windows 11のシステムファイルを表示する

システムファイルを表示する方法をお伝えします。

設定変更が有効になったのか分かるように、フォルダーを事前に確認しておきます。

例)C:\System Volume Informationのフォルダーを確認

System Volume Information 表示されていない

1.「エクスプローラー」を開く

タスクバーにあるフォルダアイコンを右クリックし、エクスプローラーを開きます。

フォルダアイコンを右クリック

2.「オプション」を選択する

エクスプローラーウィンドウが開くので、上段の右端にある「・・・」をクリックします。

メニューが表示されるので、「オプション」をクリックします。

「・・・」→「オプション」をクリック

3.チェックボックスを「オフ」にする

詳細設定内の「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」項目のチェックボックスをオフにします。

「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」→「オフ」

4.「はい」を選択する

警告メッセージが表示されるので「はい」をクリックしてください。

警告メッセージ

5.「OK」を選択する

「OK」をクリックします。

「OK」をクリック

6.システムファイルが表示される

システムファイルが表示されました。

例)C:\System Volume Informationのフォルダーを確認

System Volume Information 表示される
 

Windows 11では、この方法でシステムファイルを表示することが出来ます。
 

Windows 11で隠しファイルに設定する方法

Windows 11で隠しファイルに設定する方法をお伝えします。

設定変更が有効になったのか分かるように、任意のフォルダーを事前に作成します。

例)隠しファイル.txt

隠しファイル.txtの作成

1.「プロパティ」を選択する

任意のフォルダーを作成します。

作成した任意のフォルダーを右クリックすると、コンテキストメニューが表示されるので、「プロパティ」をクリックします。

「プロパティ」をクリック

2.「隠しファイル」にチェックを入れる

プロパティウィンドウが開くので、属性欄にある「隠しファイル」のチェックボックスを「オン」にしてください。

「OK」をクリックしてください。

「隠しファイル」のチェックボックスを「オン」

3.隠しファイルに設定される

隠しファイルに設定されました。

テキストが隠しファイルになる
 

Windows 11では、この方法で隠しファイルに設定することが出来ます。

 
 

以上、Windows 11の隠しファイルを常に表示する方法を「隠しファイル・隠しフォルダー・隠しドライブを表示する」「システムファイルを表示する」の2つ、「Windows 11で隠しファイルに設定する方法」を1つご紹介しました。

この内容が、少しでもご覧いただいた方たちの役に立った、解決したにつながれば幸いです。