PCの更新履歴は「パソコンの健康診断カルテ」のような役割を果たしています。
セキュリティ更新、機能追加、バグ修正など、内容を知ることで「何が変わったのか」を理解できます。
例えば、PCを使っていて「プリンターが動かない」といったトラブルが起こった時、更新履歴を確認するのも解決方法のひとつです。
普段はあまり更新履歴を見ない方もいらっしゃるかもしれませんが、トラブルが起きたときにとても役立ちます。
こちらでは、Windows 11の更新プログラムの簡単な説明と、更新履歴を確認する方法についてご紹介します。
Windows 11の更新履歴に表示される5つの更新プログラムとは?
Windows 11の更新履歴には、いくつかの種類のプログラムが表示されます。それぞれの意味を知っておくと、「何が更新されたのか」がイメージしやすくなりますよ。
機能更新プログラム
「Windowsに新しい機能が追加されました」という大きなアップデートです。
たとえば、画面のデザインが変わったり、新しい設定項目が増えたりするのがこれです。年に1回くらいのペースで提供されるのが一般的です。
例:「バージョン22H2から23H2へ」などの大きな区切りの更新。
品質更新プログラム
不具合の修正やセキュリティ強化などを目的にした、毎月1回程度の小さな更新です。新しい機能は追加されませんが、パソコンの安定性や安全性を保つために重要な内容です。
例:「〇月の累積更新プログラム(KB〇〇〇〇)」という形で表示されます。
ドライバー更新プログラム
パソコンの中の部品(たとえばプリンター、マウス、ディスプレイなど)を動かすためのソフトが「ドライバー」です。この更新は、周辺機器や内部機器が正しく動くように調整するためのものです。
例:「インテルディスプレイドライバー」や「Realtekオーディオドライバー」などが含まれます。
定義更新プログラム
主にウイルス対策ソフト(Windows Defender)に関する更新です。新しく発見されたウイルスにすぐ対応できるよう、定義ファイルを更新しています。
例:セキュリティソフトが「最新の状態です」と表示されるのは、これのおかげです。
Windows 11の更新履歴を確認する方法
Windows 11の更新履歴を確認する方法をご紹介します。
PCの下部のタスクバーにある「スタートメニュー」を選択します。

「メニュー」の中から「設定」を選択します。

左側の「メニュー」から「Windows Update」を選択します。

「その他のオプション」の項目の中から「更新の履歴」を選択します。

「更新の履歴」が開くと以下の5つのカテゴリの履歴を確認することができます。
- 機能更新プログラム
- 品質更新プログラム
- ドライバー更新プログラム
- 定義更新プログラム
- その他の更新プログラム

履歴を確認したいカテゴリを選択します。
今回は、「品質更新プログラム」を確認します。

「品質更新プログラム」をクリックすると、一覧が表示されます。

↓
「詳細情報」をクリックします。

クリックした品質更新プログラムの詳細ページが開きます。

PCの更新履歴は「パソコンの健康診断カルテ」のような役割を果たしています。
セキュリティ更新、機能追加、バグ修正など、内容を知ることで「何が変わったのか」を理解できます。
例えば、PCを使っていて「プリンターが動かない」といったトラブルが起こった時、更新履歴を確認するのも解決方法のひとつです。
普段はあまり更新履歴を見ない方もいらっしゃるかもしれませんが、トラブルが起きたときにとても役立ちます。
こちらでは、Windows 11の更新プログラムの簡単な説明と、更新履歴を確認する方法についてご紹介しました。
少しでもお役に立てれば嬉しいです。