ウイルスに感染するとパソコンの調子が悪くなったり、個人情報が盗まれたりします。
パソコン、特にインターネットにはウイルス以外に、スパイウェア、不正アクセス、フィッシング詐欺、ワンクリック詐欺など、いろいろな罠がありますので、注意してください。
スパイウェアとは?
個人情報や重要なデータを守るためにスパイウェアについて知っておきましょう。
- 個人情報やデータを盗むソフトの総称「スパイウェア」
- インターネット中にパソコンに侵入する
- 知らない間に侵入される
- スパイウェア作成者に盗まれたデータがこっそり送られる
- 盗まれた個人情報やデータが悪用される
- いつの間には自分の個人情報がインターネットで公開される
スパイウェアの侵入方法
いつの間にかスパイウェアはパソコンに侵入し、こっそり活動しています。
- インターネットにある無料のソフトと一緒にパソコンに侵入する
- 偽のメッセージをパソコンに表示させて「OK」をクリックしたら侵入する
- Windowsやブラウザ(インターネット閲覧ソフト)のセキュリティが甘いところから侵入する
スパイウェアの種類
スパイウェアは大きく分けて3つあります。
- キーロガー:キーボードで入力された内容を記録して、IDやパスワードが盗まれる
- アドウェア:強制的に広告が表示される
- 個人情報をスパイウェア作成者に送信して悪用される
Cookieはスパイウェア?
Cookie(クッキー)はスパイウェアと見なされることがあります。
- ホームページからパソコンに送られる情報が「Cookie」
- Cookieがパソコンに保存されていると以前に入力したIDやパスワードの入力が必要ない
- Cookieの性質上、スパイウェアと判断されることもある
- Cookieが盗まれたり、悪用されたりするリスクがある
不正アクセスとは?
個人情報や重要なデータを守るために不正アクセスについて知っておきましょう。
- 人が直接、他人のパソコンから個人情報やデータを盗むこと「不正アクセス」
- インターネット回線が悪用されるので世界のどこからでもアクセスされる可能性がある
- 有線(LANケーブルなど)よりも、無線LAN(WiFi)の方が危険
- 知らない間に侵入される
- 盗まれた個人情報やデータが悪用される
- いつの間には自分の個人情報がインターネットで公開される
不正アクセスを防ぐには?
100%防ぐのは難しい不正アクセス。
- 一流のハッカー(本来はクラッカー)に狙われたら防げない
- 一流のハッカー(本来はクラッカー)に一般人が狙われることは少ない
- ウイルス対策ソフトで防ぐ
不正アクセスされるとどうなる?
不正アクセスには大きく分けて4つあります。
- 個人情報が盗まれる
- 重要なデータが盗まれる
- ハッカーの踏み台にされ、知らない間に自分のパソコンが加害者になる
- ホームページを公開している人はホームページが書き換えられたり、削除される
不正アクセスを取り締まる法律
不正アクセスを取り締まる法律があります。
- 不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法)がある
フィッシング詐欺とは?
いろいろなフィッシング詐欺のパターンがありますが、主にメールで連絡してきます。
フィッシング詐欺を英語で書くと「phishing」です。
英語で「釣り」という意味の「Fishing」をハッカー(クラッカー)が「phishing」と呼んでいた、または「洗練された」という意味の「sophisticated」と「釣り」という意味の「fishing」の合成語という意味から「phishing」と呼ばれています。
- 「暗証番号の変更をお願いします」とメールが届く
- メール内のホームページへのリンクを開くと本物と同じようなホームページが表示される
- 口座番号や暗証番号を入力してしまうと盗まれてしまう
- 「カード番号と有効期限の確認をお願いします」とメールが届く
- メール内のホームページへのリンクを開くと本物と同じようなホームページが表示される
- カード情報が盗まれしまう
- カードが不正使用され、身に覚えがない請求が届く
- 有名企業を装って「アンケートに答えるとプレゼントがもらえます」とメールが届く
- メール内のホームページへのリンクを開くと本物と同じようなホームページが表示される
- 個人情報を入力すると盗まれてしまう
フィッシング詐欺の被害に遭わないために
フィッシング詐欺の対策です。
- 銀行はメールで暗証番号を尋ねることはない
- カード会社はメールでカード番号や有効期限を尋ねることはない
- ショッピングサイトや企業はメールでIDやパスワードを尋ねることはない
- 個人情報を聞き出そうとするメールには疑いの目を持つ
- ウイルス対策ソフトでフィッシング詐欺メールを振り分けることができる
- ウイルス対策ソフトだけでは防げないため、自分でも気をつける
ワンクリック詐欺とは?
インターネットでホームページ見ているときに起こるワンクリック詐欺。
- クリックすると罠にかかる「ワンクリック詐欺」
- 一方的に契約したことにさせられる
- 高額請求が届く
後ろめたさを利用される
ワンクリック詐欺は、被害者の心理を利用します。
- アダルトや出会い系のホームページにワンクリック詐欺は多い
- 被害に遭ったことを人に話しづらい
- お金を払って解決しようとする
ワンクリック詐欺を防ぐには?
自分が気をつければワンクリック詐欺は防げます。
- 怪しいホームページは見ないようにする
- ウイルス対策ソフトをインストールしておく
高額な請求が届いたら
身に覚えのない架空請求や、申し込んむつもりがなかったのに勝手に申し込みされた場合の対処です。
- 個人が特定されている可能性は極めて低い
- 「支払わなければ自宅に回収に来る」と言われても、実行されることはほぼない
- 反応した人だけがターゲットにされる
- 無視する
相談する窓口
ワンクリック詐欺にあって心配な人、無視してもしつこく連絡が来る人は、信頼できる窓口に相談しましょう。
警視庁の相談窓口
問合せ先:03-5805-1731
警視庁のホームページ:サイバー犯罪に関する電話相談窓口
消費生活センター
問合せ先1:188
問合せ先2:03-3446-1623
消費生活センターのホームページ:全国の消費生活センター