引越し前のパソコンのハードディスクから新しいパソコンのハードディスクにデータを引越しするときに必要なものがあります。

パソコンの引越をしたい方に「ケーブル(パソコンの引越しに必要なもの)」をお伝えします。

3種類のケーブル

パソコンの引越しに使うケーブルは3種類あります。

  • リンクケーブル:ドラッグ&ドロップでパソコンの引越しができます。
  • LANケーブル:パソコン初心者の方は使うことがほとんどありません。
  • Windows Vistaまたは7用データ転送ケーブル:現在はほとんど使われていません。

リンクケーブル

パソコン同士をリンクケーブルで接続すると引越し前のパソコンから新しいパソコンにドラッグ&ドロップでデータを引越すことができます。

リンクケーブル

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リンクケーブルで注意すること

とても簡単なパソコンの引越し方法ですが、注意することもあります。

  • 引越し前のパソコンの型番が古いとパソコンがフリーズしたり、ブルースクリーンが表示されて、正常にデータを引越しできないことがある。
  • パソコンのモニターが2つ必要(デスクトップパソコンでパソコン本体のみを新しく購入してモニターが1つの場合には利用できない)

USBメモリ、外付けハードディスク、メディアをオススメする理由

パソコンの引越しを考えたときにリンクケーブルはとても便利です。

それでもUSBメモリ、外付けハードディスク、メディアでの引越しをオススメします。

パソコンで最も重要なものはパソコン内のデータです。

リンクケーブルが原因でデータが消えてしまう可能性はほとんどありませんが、操作ミスでデータが消えてしまうこともあります。

パソコンの引越しのときだけではなく、日頃からデータのバックアップをとっておくことが大切です。

そのため、パソコンの引越をきっかけに、USBメモリ、外付けハードディスク、メディアに大切なデータをバックアップしてください。
 

LANケーブル

LANケーブルとは、インターネットをするときに使うケーブルです。

このLANケーブルを使い、引越し前のパソコンと新しいパソコンとの間にネットワークを作り、引越し前のパソコンのハードディスクにあるデータを新しいパソコンのハードディスクに引越しをします。

通常、LANケーブルを使ってインターネットをするときには、パソコンからモデムにLANケーブルが接続されています。

LANケーブルを使ってパソコンの引越しをする場合は、引越し前のパソコンとモデムの間にルーターを入れなければいけません。

現在は、ほとんどのルーターにモデム機能がついていますので、ルーターがあれば大丈夫なことが多いです。

引越しをするとき

引越し前のパソコンと新しいパソコンをLANケーブルでルーターと接続します。

■新しいパソコン -(LANケーブル)ー ■ルーター -(LANケーブル)ー ■引越し前のパソコン

ただ接続するだけでは、ネットワークは構成されません。

引越し前のパソコン、新しいパソコン共にネットワークの設定が必要になります。

今後、引越し前のパソコンと新しいパソコンの両方を使っていく場合は、ネットワークが構成されていると、2台のパソコン間でのデータの移動やコピーが簡単にできますので、「引越し前のパソコンも同時に使いたい」という人には便利です。

一般家庭では、ほとんど使われていませんが、パソコンの台数が多い会社ではよく使われています。

LANケーブルにはストレートとクロスがありますが、パソコンとモデムやルーターを接続する場合は、ストレートを使います。

間違えないように注意してください。

価格はLANケーブルの長さにもよりますが、数百円で購入できます。

LANケーブル一覧
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ネットワークでの引越しにつきましては、専門的になるため、「初心者のためのパソコン引越し講座」では説明を省略させていただきます。

Windows Vista、7用データ転送ケーブル

Windows XP→Windows Vistaや7、Windows XPやWindows Vista→Windows 7のパソコンを直接接続して、データの引越しをする専用のケーブルです。

2つのパソコンをWindows Vista(または7)用データ転送ケーブルで接続し、Windows転送ツールというソフトを使い、データの引越しができます。

しかし、Windows Vista(または7)用データ転送ケーブルは、Windows XPからWindows Vistaや7、Windows XPやWindows VistaからWindows 7に引越しをするときしか使うことができず、その他の用途はありません。

価格も3,000円~5,000円します。

Windows Vista(または7)用データ転送ケーブルを購入するよりは、USBメモリや外付けのハードディスクを購入し、パソコンの引越しが終わってからも、データのバックアップ用として使った方が絶対にお得です。

Windows Vista(または7)用データ転送ケーブルを利用しなくても、「Windows転送ツール」での引越しはできます。

Windows Vista(または7)用データ転送ケーブルでの引越しにつきましては、あまり現実的ではないため、「初心者のためのパソコン引越し講座」では説明を省略させていただきます。

 
今回は、「ケーブル(パソコンの引越しに必要なもの)」をお伝えしました。

これで「基礎知識・パソコンの引越しに必要なもの」が終わりました。