パソコンの引越し準備中、または通常の作業で大切なデータを間違って削除してしまった場合は、データの復旧(復元)ができる可能性があります。
間違えて削除してしまったデータを復旧できる可能性が高い有料ソフト、ファイナルデータについてお伝えします。
ファイナルデータを使うことになったきっかけ
パソコンのインストラクタをしているとき、お客さんからパソコンのリカバリー(初期化)を頼まれまた時のことです。
メール関係(アドレス帳、送受信メール、アカウント)、インターネットのお気に入り、マイドキュメント内の書類や写真のバックアップをとり、リカバリーの実施。
リカバリー後、バックアップしたデータをパソコンに戻し、お客さんに渡したところ、お客さんが仕事で使う重要なデータがなくなしまっていたのです。
リカバリをするに当たり、お客さんに「何をバックアップしておけばいいか?」を入念に尋ねましたが、マイドキュメントに入っていたと思っていたデータが、違う場所(Cドライブ内)に入っていたのです。
お客さんが自分のデータを把握できていなかったとは言え、「○○のデータはどこにありますか?」「◇◇はどこにありますか?」と言ったように、1つずつ大切なデータを確認しなかった私のミスです。
リカバリー後の対処
リカバリーしてしまったので、バックアップをとったデータ以外は削除されてしまっています。
バックアップしていなかったデータはお客さんにとって非常に大切。
それがないと仕事もできないものです。
すぐに思いついたのが、「DataRecoveryの使い方 | データ復旧ができるフリーソフト」でお伝えしているDataRecovery(データ・リカバリー)を使うことでした。
「無料で性能が良い」と評判だったので、早速使ってみました。
1時間後、ある程度のデータは復旧できましたが、まだまだ完全ではありません。
インターネットで検索をしたり、パソコンのインストラクター仲間に聞いて、「ファイナルデータ」の存在を知ったのです。
ファイナルデータを使った結果
パッケージ版(CDで箱に入っている)ファイナルデータは大手電化店やパソコンショップで購入できますが、そんな時間はありません。
お客さんは今か今かと待っています。
「これしかない」と思い、インターネットでファイナルデータの無料体験版をダウンロードしました。
この無料体験版はデータを復旧できる機能はありませんが、復旧可能なデータの一覧を見ることができます。
無料体験版を使ってみますと、復旧したいデータが見つかりました。
早速、インターネットで購入し、ダウンロードしたのです。
パッケージ版に比べ、ダウンロード版は価格が安く、すぐに使えますので、ダウンロード版をオススメします。
リカバリーをしてしまったパソコンにファイナルデータを使いましたら、ほとんどのデータが復旧できました。
一安心です。
パソコンの状態によって、「どれだけのデータが復旧できるのか?」は変わりますので、一概に言えませんが、私がファイナルデータを使ったときには、とても良い結果が出ました。
データ復旧ソフトはたくさんあります。
全てのソフトを検証したわけではありませんが、ファイナルデータは、10年連続で復元ソフトのシェアNo.1で、パソコンのインストラクタの仲間の間で人気もありますので、オススメできるデータ復旧ソフトです。
ファイナルデータとは?
たくさんあるデータ復旧ソフトのなかでも、使いやすさ、データの復旧力に定評があります。
特にパソコン初心者の方でも簡単にデータ復旧ができるように、とても簡単に操作ができます。
「DataRecovery(データ・リカバリー)」などのフリーソフト(無料ソフト)に比べると、有料にはなりますが、その分、データを復旧させる能力を中心に優れている点が多くあります。
お金を支払うだけの価値はあります。
数あるデータ復旧ソフトの中でも、一番のオススメがAOSテクノロジーズ社のファイナルデータです。
ここからは、ファイナルデータの特徴をご紹介します。
データ復旧のフリーソフト(無料ソフト)に比べ、ファイナルデータには優れている点が多くあります。
■操作が簡単
ボタンひとつでデータの復旧ができます。
■復旧前のデータを見ることができる
全てのデータではありませんが、ワードやエクセル、パワーポイント、テキスト、写真、メールなどのデータを復旧する前に見ることができますので、必要なデータだけを復旧させることができます。
■データ検索と復旧が速い
復旧可能なデータの検索や必要なデータの復旧が速いです。
これで時間短縮ができます。
■復旧可能なデータの検索率が高い
通常の検索方法と、もっとしっかり検索するクラスタスキャンがありますので、データ復旧率が高いです。
■パソコンが起動しなくてもデータ復旧ができる
ダウンロードしたファイナルデータをUSBメモリ(フラッシュメモリ)にコピーしておけば、パソコンが起動しなくてもデータの復旧ができます。
■サポートがしっかりしている
電話やEメール、チャットで、ファイナルデータのダウンロード、インストール、データ復旧方法などを教えてもらえます。
自分でデータ復旧を試みても目的のデータが検索されなかった場合にも力になってくれます。
■無料体験版がある
ファイナルデータを購入前に、無料体験版でデータが復旧できるかどうかを確認することができます。
検索機能は製品版と同じなので、検索の結果、復旧したいデータがあれば、製品版を購入してデータを復旧させることができます。
ファイナルデータでできること
ファイナルデータには「ファイルの復元」、「ドライブが正常に認識できない場合」、「メールの復元」、「高度な復元」の4つのメニューがあります。
データを削除してしまった経緯、削除してしまったデータの種類によって、選択するメニューがことなります。
「ファイルの復元」メニュー
ファイルを誤って削除してしまったり、ドライブ(データの保存場所)をフォーマットしてしまった場合、原因不明でデータが失われてしまった場合に使用するメニューです。
ゴミ箱から削除した場合
ファイルを誤って削除してしまったり、Windowsのゴミ箱を空にしてしまった場合に使用してください。
フォルダは復元対象となりませんので、注意してください。
フォーマットをした場合
ドライブを誤ってフォーマットしてしまった場合、リカバリCDでリカバリしてしまった場合、システムクラッシュなどにより、ファイルやフォルダが突然見えなくなってしまった場合には、このオプションを使用してください。
「ゴミ箱から削除した場合」では、ファイルが見つからなかった場合でも、見つかる可能性があります。
「ドライブが正常に認識できない場合」メニュー
DやEなどのドライブ名が見えなくなってしまった場合や、FDISKやディスクアドミニストレーターでディスクのパーテーションを誤って削除または変更してしまった場合、突然フォーマットを要求してくるような場合、フォーマットを途中で止めたドライブにも効果的です。
「メールの復元」メニュー
メールソフトで、メールのメッセージをを削除してしまった場合のメニュー。
Windowsで使用するほとんどのメールソフトに対応しています。
「高度な復元」メニュー
Windowsエクスプローラーのような画面で、高度なデータ復元を行います。
このプログラムは、より詳細な多くの機能を含んでいます。
ファイナルデータの無料体験版
ここでは、ファイナルデータの無料体験版について簡単にご紹介します。
無料体験版は製品版と同じ検索機能あり
無料体験版は製品版と同じ検索機能が付いています。
その検索機能には、「ファイルの復元」(ゴミ箱から削除した場合、フォーマットをした場合)、「ドライブが正常に認識できない場合」、「メールの復元」、「高度な復元」があり、削除してしまったデータによって、いろいろな方法があります。
無料体験版はデータの復旧機能が付いていません。
この機能が付いていたら、製品版を買う人がいなくなってしまうので、当然ですよね。
無料体験版から製品版への流れ
ファイナルデータの無料体験版では復旧できるデータを検索はできますが、復旧はできません。
復旧するためには製品版(有料版)を購入する必要があります。
製品版と同じメニュー、検索方法です。
復旧可能なデータを確認してから製品版を購入することができます。
復旧可能なデータの再検索が必要ですが、製品版を購入すればデータを復旧できるようになります。
無料体験版は「復旧できるデータを検索し表示する」だけの機能ですので、すぐにでもデータを復旧したい場合は始めから製品版を使用すれば手間が省けます。