パソコンの引越し準備中、または通常の作業で大切なデータを間違って削除してしまった場合は、データの復旧(復元)ができる可能性があります。
無料でデータ復旧ができる可能性のあるフリーソフト「DataRecovery」の使い方をお伝えします。
データ復旧に使えるフリーソフト(無料)DataRecoveryとは?」をお伝えします。
無料のデータ復旧ソフト「DataRecovery」とは?
データを復旧するフリーソフトは複数ありますが、その中でもオススメするのが、「DataRecovery(データ・リカバリー)」です。
理由は、「操作が非常にシンプル」、「窓の杜で金賞を獲得したことがある」からです。
「窓の杜」とは主にフリーソフトを中心に紹介している有名なホームページで、そこで認められたということは、性能、操作性、復旧力、安全性に優れている証です。
「無料で作ってもお金にならないんじゃない?」と思いますが、「趣味や自分が必要だから」という理由でフリーソフトを開発している人が多くいます。
「フリーソフトだから悪い」ということではなく、中には有料版に勝るとも劣らないフリーソフトがたくさんあります。
「DataRecovery」はフリーソフトでもかなり優秀なデータ復旧ソフトです。
DataRecoveryのダウンロード方法
多くのフリーソフトを扱っている「窓の杜」からDataRecoveryをダウンロードします。
下記のURLをクリックしてください。
「DataRecovery」と書かれた右側の「DOWNLOAD」をクリックします。
「DataRecovery.lzh」をクリックします。
「2.「DataRecovery」をダウンロードする 」で「DOWNLOAD」をクリックしたときに、「3.「DataRecovery」を保存する」の画面が表示された人は、「DataRecovery.lzh」をクリックする必要はありません。
「保存」をクリックします。
DataRecoveryを保存する場所につきまして、ここでは「D」ドライブ」にしますが、DataRecoveryを実行する際には必ず「復旧させたいデータがインストールされていないドライブ」にしてください。
ドライブとはパソコンのデータを保存できる場所(主にハードディスク)です。
基本的にはパソコン内のハードディスクは「C」と「D」に分かれていまして、「C」にWindowsの重要データや「マイドキュメント」や「マイピクチャ」などが入っています。
「C」ドライブに入っているデータを復旧させることが多くなると思いますので、DataRecovery(データ・リカバリー)を「D」ドライブや外付けハードディスク、USBメモリ(フラッシュメモリ)に保存して、そこから実行するようにしてください。
デスクトップ画面に保存しても、後から「D」ドライブや外付けハードディスク、USBメモリ(フラッシュメモリ)に移動してもOKです。
「保存する場所」を指定(ここではDドライブ)し、「保存」をクリックします。
ダウンロードの進行状況がわかる画面が表示されます。
保存を指定した場所(ここではDドライブ)に「DataRecovery」があるか確認してください。
これで「DataRecovery」のダウンロードが終わりました。
DataRecoveryでデータ復旧する前の準備
DataRecoveryを使う前に、解凍ソフトとインストールについてお伝えします。
解凍ソフトが必要
DataRecovery(データ・リカバリー)で、データ復旧をするには、解凍ソフトが必要になります。
圧縮と解凍については、「圧縮と解凍とは?パソコンの圧縮形式のおすすめはzip形式!」をご覧ください。
圧縮と解凍についての説明、圧縮・解凍ソフトのダウンロード、インストール、使い方までお伝えしています。
インストールは不要
通常、インターネットからソフトをダウンロードしてから、インストールというソフトを使える状態にしないといけませんが、DataRecoveryはインストールが不要ですぐに使うことができます。
DataRecoveryでデータ復旧する方法
DataRecovery(データ・リカバリー)を実行する際には必ず「復旧させたいデータがインストールされていないドライブ」にしてください。
「C」ドライブに入っているデータを復旧させることが多くなると思いますので、DataRecovery(データ・リカバリー)を「D」ドライブや外付けハードディスク、USBメモリ(フラッシュメモリ)に保存して、そこから実行するようにしてください。
保存した「DataRecovery」をダブルクリックします。
lha形式で圧縮されていた「DataRecovery」が保存した場所(ここではDドライブ)に解凍され、「DataRecovery」フォルダが表示されます。
保存した場所(ここではDドライブ)にある「DataRecovery」フォルダをダブルクリックします
「DataRecovery」フォルダが開かれます。
「DataRecovery」フォルダ内にある「DataRecovery」をダブルクリックします。
「DataRecovery」の画面が表示されます。
「ドライブ」内の「C」をクリックします。
今までデータの保存先を意識したことがない人は、データの保存先に「C」ドライブ内の「マイドキュメント」や「マイピクチャ」などが指定されていることが多いので、ここでは「C」に入っているデータを復旧させたいと思います。
「スキャン」をクリックします。
指定したドライブ(ここでは「C」)内の復旧可能なデータの検索が始まります。
画面にある一覧から、復旧させたいデータがあるかどうか確認します。
「目的のファイルは見つかりましたか?」画面が表示されますが、今は無視しましてデータ一覧を確認してください。
目的のデータが見つかった場合 → 「7.復旧したいデータの選択」へ進んでください
目的のデータが見つからなかった場合 → 「DataRecoveryの完全スキャン」をご覧ください
復旧したいデータ(フォルダ、写真、文章など)をクリックします。
複数のデータをまとめて復旧させたい場合は、最初のデータをクリックし、キーボードの「Shift」を押しながら、最後のデータをクリックしてください。
まとめてデータ復旧ができます。
ここでは例としまして「50」フォルダ~「55」フォルダを選択しました。
「リカバリ」をクリックします。
復旧したデータを保存場所を指定する画面が表示されます。
「D」をクリックし、「OK」をクリックします。
データを復旧させるときに注意しなければならないのが、データが上書きされないように復旧したいデータが入っているドライブ(ハードディスクなど)とは別のドライブに復旧することです。
「C」ドライブ内に復旧したいデータが入っている場合は、「D」や外付けハードディスク、USBメモリ(フラッシュメモリ)の中に復旧します。
データの復旧が始まります。
「リカバリ完了!」画面の「OK」をクリックします。
データが復旧された場所(ここでは「D」)が開きますので、中身を確認してください。
データ復旧を確認しましたら、「DataRecovery」の「×」ボタンをクリックして閉じます。
画像のチェックを確認して、「OK」をクリックします。
「Yahoo!ツールバー」、「JWordプラグイン」、「Kingsoft Internet Security U」は基本的に必要ありませんのでチェックを外し、「次回からこのダイアログを表示しない」にチェックを入れます。
必要な人はインストールしてください。
「DataRecovery」で復旧されたデータが十分でない場合は、有料ですがデータ復旧の可能性が高い「ファイナルデータ」を試してください。
DataRecoveryの完全スキャン
「6.復旧させたいデータの確認」で、復旧させたいデータが見つからなかった場合の操作方法をお伝えします。
パソコン内の復旧可能なデータを完全にスキャンしますので、かなりの時間がかかることがあります。
「目的のファイルは見つかりましたか?」画面で「OK」をクリックします。
データ一覧をチェックしている間に、「目的のファイルは見つかりましたか?」画面が「DataRecovery」本体の後ろに隠れしまっている倍がありますので、その場合は「DataRecovery」本体を移動させてください。
スキャンが開始されます。
指定したドライブ(ハードディスクなど)によっては、数時間かかります。
緑色のバーと画面右上に表示された数字で進行状況がわかるようになっています。
復旧したいデータ(フォルダ、写真、文章など)をクリックします。
複数のデータをまとめて復旧させたい場合は、最初のデータをクリックし、キーボードの「Shift」を押しながら、最後のデータをクリックしてください。
まとめてデータ復旧ができます。
ここでは例としまして「50」フォルダ~「55」フォルダを選択しました。
「リカバリ」をクリックします。
復旧したデータを保存場所を指定する画面が表示されます。
「D」をクリックし、「OK」をクリックします。
データを復旧させるときに注意しなければならないのが、データが上書きされないように復旧したいデータが入っているドライブ(ハードディスクなど)とは別のドライブに復旧することです。
「C」の中に復旧したいデータが入っている場合は、「D」や外付けハードディスク、USBメモリ(フラッシュメモリ)の中に復旧します。
データの復旧が始まります。
「リカバリ完了!」画面の「OK」をクリックします。
データが復旧された場所(ここでは「D」)が開きますので、中身を確認してください。
データ復旧を確認しましたら、「DataRecovery」の「×」ボタンをクリックして閉じます。
画像のチェックを確認して、「OK」をクリックします。
「Yahoo!ツールバー」、「JWordプラグイン」、「Kingsoft Internet Security U」は基本的に必要ありませんのでチェックを外し、「次回からこのダイアログを表示しない」にチェックを入れます。
必要な人はインストールしてください。
「DataRecovery」で復旧されたデータが十分でない場合は、有料ですがデータ復旧の可能性が高い「ファイナルデータ」を試してください。