Thunderbird(サンダーバード)のメールデータを移行する方法をバックアップデータの作成も含めてご紹介します。

Thunderbird(サンダーバード)は、拡張機能が豊富にあるため自分好みにカスタマイズできます。

そこで、Windows 11の新しいパソコンを購入したり、他のパソコンからThunderbird(サンダーバード)のメールデータを移行する方法をお伝えします。

この方法は、Outlookなど他のメールソフトにメールデータを移行するときにも役立ちます。

また、エクスポートしたデータはバックアップデータとしても使えるので、ぜひご活用ください。

Thunderbirdのメールデータをエクスポートする方法

移行元のパソコンで、Thunderbirdのメールデータをエクスポートする方法をご紹介します。

エクスポートしたメールデータは、バックアップデータとしても使えるため、保存しておくことをおすすめします。

今回は、Windows 10で利用していたThunderbirdのメールデータをエクスポートします。

Windows 10のThunderbirdのメールデータ

1.「他のトラブルシューティング情報」を開く

Thunderbirdを起動します。

ウィンドウ上部の「ヘルプ」をクリック→「他のトラブルシューティング情報」をクリックします。

Thunderbirdの「他のトラブルシューティング情報」を開く

2.「フォルダーを開く」を開く

トラブルシューティング情報が表示されます。

「アプリケーション基本情報」>「プロファイルフォルダー」項目内にある「フォルダーを開く」をクリックします。

「トラブルシューティング情報」の「フォルダーを開く」をクリック

3.Thunderbirdのメールデータを探す

Thunderbirdのメールデータが格納されたフォルダーが表示されます。

例)C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles\w4x952x2.default-release

Thunderbirdのメールデータが格納されたフォルダーが表示

4.1つ上の階層に移動する

「↑」をクリックして、1つ上の階層に移動します。

例)C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles

1つ上の階層に移動

 

このフォルダーが移行対象となるThunderbirdのメールデータです。

5.Thunderbirdのメールデータをコピーする

フォルダーをコピーし、HDDもしくはUSB、クラウドなどに保存します。

例)Googleのマイドライブに「Thunderbirdメールデータ」フォルダーを作成してThunderbirdのメールデータを格納します。

Thunderbirdのフォルダーをコピー保存する

 

【補足】

Thunderbirdのメールデータは、デフォルトで以下の場所に保存されています。

上記の方法でフォルダーが開けない場合は、エクスプローラーから直接フォルダーを開いてください。

C:\Users\[ユーザ名]\AppData\Roaming\Thunderbird\Profiles

 

この方法で、Thunderbirdのメールデータをエクスポートすることができます。
 

Thunderbirdのメールデータをインポートする方法

移行先のパソコンで、Thunderbirdのメールデータをインポートする方法をご紹介します。

今回は、Windows 10で利用していたThunderbirdのメールデータをWindows 11にインポートします。

あらかじめ、移行先のパソコンにThunderbirdをインストールしておいてください。
 

Thunderbirdをインストール方法は、以下のサイトをご覧ください。

1.バックアップしておいたThunderbirdのメールデータを用意する

引越し前のパソコンでエクスポートしたThunderbirdのメールデータをWindows 11のパソコンに用意します。

例)ドキュメント

Thunderbirdのメールデータを用意する

2.「ファイル名を指定して実行」を開く

スタートメニューを右クリック→「ファイル名を指定して実行」をクリックします。

「ファイル名を指定して実行」をクリック

3.「Thunderbird.exe -p」を入力する

「ファイル名を指定して実行」が表示されます。

「名前」欄に「Thunderbird.exe -p」を入力→「OK」をクリックします。

※「-p」の前に、半角スペースが入ります。

「Thunderbird.exe -p」を入力する

4.「新しいプロファイルを作成」を選択する

「Thunderbird – ユーザープロファイルの選択」が表示されます。

「新しいプロファイルを作成」をクリックします。

「新しいプロファイルを作成」を選択する

5.「次へ」を選択する

「プロファイル作成ウィザードの開始」が表示されます。

「次へ」をクリックします。

「プロファイル作成ウィザードの開始」で「次へ」を選択する

6.「任意の名前」を入力する

「プロファイル作成ウィザードの完了」が表示されます。

「新しいプロファイルの名前を入力してください」欄に「任意の名前」を入力します。

「フォルダーを選択」をクリックします。

例)2022_OfficeData

プロファイルの「任意の名前」を入力する

7.「フォルダーの選択」を選択する

エクスポートしたThunderbirdのメールデータを任意のフォルダーを指定します。

「フォルダーの選択」をクリックします。

インポートするメールデータの「フォルダーの選択」を選択する

8.「完了」を選択する

「完了」をクリックします。

「プロファイル作成ウィザードの完了」で「完了」を選択する

9.ユーザープロファイルを選択する

「Thunderbird – ユーザープロファイルの選択」が表示されます。

先ほど入力した「新しいプロファイルの名前」を選択→「今後このプロファイルを使用する」にチェックを入れます。

「Thunderbirdを起動」をクリックします。

Thunderbirdのユーザープロファイルを選択する

10.移行元のThunderbirdのメールデータが反映される

移行元のThunderbirdのメールデータが反映されました。

移行元のThunderbirdのメールデータが反映される

 

この方法で、Thunderbirdのメールデータをエクスポートすることができます。

 

今回は、Thunderbird(サンダーバード)のメールデータを移行する方法をバックアップデータの作成も含めてお伝えしました。

メールは、重要なコミュニケーションツールであったり、契約に伴うやり取りの証拠として利用できるので、メールデータをきちんと新しいパソコンに移行したり、バックアップしておくなど管理しておきましょう。

この内容が、少しでもご覧いただいた方たちの役に立った、解決したにつながれば幸いです。