Windows 8.1のパソコンから、新しいWindowsのパソコンに引越しをするためには、いろいろな準備があります。
パソコンの引越をしたい方に、Windows 8.1で自分が作成したデータの保存場所を確認する方法と3つのグループの作成をお伝えします。
自分で作成したデータを3つのグループに分ける
パソコンを長期間、使っていますと、Word(ワード)やExcel(エクセル)で作成したデータ、写真、動画、音楽など、たくさんのデータが保存されています。
これらのデータは失うと2度と復活させることができませんので、しっかりとバックアップをとりましょう。
まずは、それらパソコン内のデータを3つのグループに分けます。
- 新しいWindowsのパソコン(Windows 10など)に移行したいデータ
- 新しいWindowsのパソコン(Windows 10など)に移行しなくてもいいけど、保存しておきたいデータ
- 必要のないデータ
Windows 8.1では、個人用フォルダー(ユーザーの名前がついたフォルダ)に「ドキュメント」、「ピクチャ」、「ビデオ」などのフォルダがあります。
通常、Word(ワード)やExcel(エクセル)など、自分で作成したデータは「ドキュメント」、写真は「ピクチャ」、動画は「ビデオ」、音楽は「ミュージック」に保存されます。
それ以外には、よく使うデータをユーザー名がデスクトップ画面に、ハードディスクが「Cドライブ」(Windowsのデータやドキュメントが入っている」と「Dドライブ」(自分で作成したデータなどを保存できるもう一つのハードディスク)に分かれている場合は「Dドライブ」に自分が作成したデータが保存されます。
この「個人用フォルダー、デスクトップ、Dドライブのどこに自分が作成したデータが入っているか?」は、「自分がデータを作成した際にどこに保存したか?」によりますので、パソコンを引越しする前に必ず確認してください。
個人用フォルダーの場所
デスクトップ画面に表示されています。(ユーザー名になっています)
マイドキュメント、マイピクチャ、マイミュージック、の場所
個人用フォルダー内に「ドキュメント」、「ピクチャ」、「ミュージック」、「ビデオ」が入っています。
デスクトップの場所
パソコンの電源をつけると最初に出てくる画面です。
Dドライブの場所
デスクトップ画面の「マイコンピューター」をダブルクリックすると、「○○(D:)」(○○はパソコンによって異なります)が表示されます。
3つのグループにデータをまとめる方法
3つのグループにちゃんと分かれていますと、USBメモリ、外付けハードディスク、CD-R、DVD-R、BD-Rにデータをバックアップする際に、スムーズになります。
1.デスクトップ画面に「自分が作成したデータ」フォルダを作成する
デスクトップ画面を右クリック→「新規作成」→「フォルダ」をクリック→フォルダの名前「自分で作成したデータ」を入力。
↓
2.「自分で作成したデータ」を開く
「自分で作成したデータ」をダブルクリックして開きます。
3.3つのフォルダを作成する
「自分が作成したデータ」内を右クリック→「新規作成」→「フォルダ」をクリック→フォルダの名前(下記を参照)を入力。
この作業を3回繰り返します。
- 新しいWindowsのパソコンへ引越すデータ = 新しいWindowsのパソコンに移行したいデータ
- 新しいWindowsのパソコンに引越さないデータ = 新しいWindowsのパソコンには移行しなくてもいいけど、保存しておきたいデータ
- 不要なデータ = 必要のないデータ
↓
4.3つのグループに振り分け
データが保存されている個人用フォルダー(ドキュメントやピクチャなど)、デスクトップ、Dドライブを開き、自分で作成したデータを、「新しいWindowsのパソコンへ引越すデータ」、「新しいWindowsのパソコンに引越さないデータ」、「不要なデータ」フォルダにキーボードの「Ctrl」キーを押しながら、ドラッグします。
データがコピーされます。
データの移動やコピーの方法は、「データを移動やコピーする方法(基礎講座)」をご覧ください。
5.「不要なデータ」フォルダを削除する
「不要なデータ」フォルダを右クリック→「削除」をクリック→「フォルダーの削除の確認」画面で、「はい」をクリックします。
↓
「自分で作成したデータ」、「メール関連のデータ」、「インターネット関連のデータ」をすべてまとめましたら、USBメモリ、外付けハードディスク、CD-R、DVD-R、BD-Rにコピーをします。
詳しくは、「メディアへバックアップ」をご覧ください。