「Outlook for Windows」はメールを再送することができます。
誤送信してしまったときに、正しい宛先に送信することができて便利です。
ただし、メールを再送するには注意しなければならないこともあります。
こちらでは、「Outlook for Windows」でのメールの再送方法と、その注意点などをご紹介します。
Outlook for Windowsでメールを再送する方法
Outlook for Windowsでメールを再送する方法をご紹介します。
PCの下部のタスクバーにある「スタートメニュー」を選択します。
「ピン留め済み」の中から「Outlook(new)」を選択します。
「送信済みアイテム」を選択します。
再送したいメールを開きます。
再送したいメールの右上にある「…」をクリックします。
「メニュー」の中から「高度なアクション」を選択します。
「メッセージの再送信」を選択します。
メールが開くので、必要に応じて宛先、件名、本文を変更します。
【補足】
※再送したいメールがHTML形式、現在の設定がプレーンテキスト形式の場合、メールの内容がおかしくなってしまうことがあります。(HTMLタグが表示されてしまいます)
この場合、再送したいメールと現在の設定の形式を揃える必要があります。
HTML形式とプレーンテキスト形式の違い、形式を変更する方法は、こちらのページをご覧ください。
Microsoftが手掛ける「Outlook for Windows」は、2024年8月1日に新しいOutlookとして提供されました。 「Outlook for Windows」では、メール内にハイパーリンクを設定する …
送信ボタンをクリックします。
これで、Outlook for Windowsでメールを再送することができます。
Outlook for Windowsでメールを再送する場面と注意点
Outlook for Windowsの過去に送ったメールをもう一度相手に届けたいときに「再送」機能、ここでは、どんなときに使うのか、使う際の注意点を解説していきます。
再送が必要になる場面
重要な書類を送ったのに相手から反応がないときや、送信後に送信済みアイテムを確認して「この内容、もう一度別の人にも送りたい」と思ったとき、再送なら、一から作り直す必要がありません。
送信履歴を活かして、同じ形式で再送できるのが大きなメリットです。
テンプレートを作る時間もいらず、ミスも減らせます。しかも、宛先や内容をそのまま引き継げるので、返信や転送より手間がかからないんですね。
また、ビジネスの場面では「念のため再送しました」とひとこと添えるだけで、丁寧な印象にもつながります。相手の見落としにもやさしく対応できますよ。
このように、「再送」は一度送ったメールをもう一度届けたいときに、初心者さんでも手軽に使える便利な機能です。
再送に関する注意点
「再送って簡単だけど、ちょっと心配…。」、そんなふうに感じる方もいるかもしれません。実際、再送には気をつけたいポイントがいくつかあります。
まず確認したいのが、宛先の見直しです。
再送操作をすると、元の宛先がそのまま残っています。そのまま送ると、意図しない人に再送してしまうこともあるので注意が必要です。
次に気をつけたいのが、Outlookのアカウント種類です。
Microsoft 365やExchangeアカウントを使っていれば問題ありませんが、IMAPやPOPメールでは再送ボタンが表示されないことがあります。
この場合は、代わりに転送機能を使って内容をコピーするしかない場合もあります。
さらに、同じメールを何度も再送してしまうと、スパムと見なされてしまうリスクもゼロではありません。
念のため、「再送の理由」を本文の冒頭にひとこと添えるようにすると、相手にも安心して受け取ってもらいやすくなります。
最初にテストメールで再送してみるといいですね。操作に慣れていないうちは、うっかり操作ミスも起きやすいです。
落ち着いて、一つひとつ確認しながら進めてみましょう。
再送はとても便利な反面、ちょっとした配慮が大切です。気をつけるポイントを押さえれば、安心して活用できますよ。
再送時に使えるメール文面テンプレート集
Outlook for Windowsでメールを再送する際、本文をどう書けばいいか迷うことはありませんか?
ここでは、ビジネスでよくある再送シーンに合わせた例文を紹介します。初心者さんでもすぐ使える内容になっていますよ。
ビジネス向け:連絡が届いていない場合の再送例
相手からの返信がなくて不安になること、ありますよね。
そんなときには「連絡が届いていない可能性がある」という前提で、やさしく再送するのがポイントです。
このような場合、責める印象にならないように気をつけることが大切です。
「お忙しいところ恐れ入りますが?」「万が一届いていない場合に備え?」といった言い回しを使うと、丁寧でやわらかい印象になります。
たとえば、こんな書き出しはいかがでしょうか。
件名:【再送】〇〇のご確認について
本文:
お世話になっております。〇〇株式会社の△△です。
先日お送りした下記の件につきまして、万が一メールが届いていない場合を考慮し、念のため再送させていただきます。
お手すきの際にご確認いただけますと幸いです。
再送であることを明記しつつ、相手の状況にも配慮した文面になっています。ビジネスではこうした丁寧さが信頼にもつながりますよ。
お詫びを添える再送メッセージ例
送信内容に誤りがあったり、添付ファイルを忘れてしまったときなど、再送する際には一言お詫びを添えるのがマナーです。
こうした場合は、まず素直にミスを認めることが信頼感につながります。その上で、どこを訂正したのか、なにを追加したのかを明確に書くと、相手も迷わずに内容を確認できます。
以下のような文例がおすすめです。
件名:【訂正版 再送】〇〇についてのご連絡
本文:
お世話になっております。先ほど送付したメールに誤りがございましたので、訂正のうえ再送させていただきます。
ご迷惑をおかけし申し訳ありません。
以下が正しい内容となりますので、ご確認をお願いいたします。
謝罪と再送の理由が明確に伝わることで、相手も安心して受け取ることができます。
特にビジネスでは、小さな気遣いが信頼構築のカギになりますよ。
内容変更がある場合の再送文例
予定の変更や連絡事項の更新があったとき、元のメールの内容を修正して再送することがあります。
このような場合は、どの部分が変更されたのかを明確に伝えることが大切です。
再送メールでは、変更点をハッキリ示すことで、相手が混乱しにくくなります。
また、先に送った内容との違いを箇条書きで示すのもおすすめです。
文例はこんな感じです。
件名:【再送・日程変更あり】〇〇の件
本文:
先日お送りしたご案内に一部変更が生じましたので、更新内容を反映したメールを再送いたします。
変更点は以下の通りです。
・日時:〇月〇日 → 〇月△日
・場所:△△会議室 → オンライン
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
再送の理由と変更内容をセットで伝えることが、相手の信頼を得るコツです。初心者さんでも、この形を覚えておくと安心ですよ。
件名や本文での「再送」の書き方のコツ
「件名に再送って入れてもいいのかな?」、そう思う方、多いですよね。
結論から言うと、「再送」であることは件名に明記した方が相手に伝わりやすいです。ただし、その書き方にはちょっとしたコツがあります。
たとえば、「【再送】〇〇の件」や「【訂正・再送】ご案内の件」といった形がよく使われます。こうすることで、相手は「これは前と同じ内容か、修正されたものだな」とすぐに判断できるんです。
本文でも、最初の一文で「念のため再送いたします」「訂正箇所があったため再送いたします」などと一言添えると、親切です。
件名に「再送」を入れるのをためらう方もいますが、逆に書かないことで相手に混乱を招くことも。ビジネスメールでは「わかりやすさ」が何より大切です。
初心者さんでも、このルールを一度覚えてしまえば、メールの再送がグンとスムーズになりますよ。
「Outlook for Windows」はメールを再送することができます。
誤送信してしまったときに、正しい宛先に送信することができて便利です。
ただし、メールを再送するには注意しなければならないこともあります。
こちらでは、「Outlook for Windows」でのメールの再送方法と、その注意点などをご紹介しました。
少しでもお役に立てれば嬉しいです。