Windows 11で、クリップボードにコピーされたデータの保存場所や履歴の確認方法をご紹介します。

Windows 11には、コピーした画像ファイルやテキストなどのデータを一時的に保存することができるクリップボードと呼ばれる機能があります。

そのクリップボード機能を使いこなすことによって、作業効率を大幅に上げることができます。

しかし、クリップボードはWindows上のどこに存在しているのでしょうか?

そこで、Windows 11でクリップボードにコピーされたデータの保存場所や履歴の確認方法をご紹介します。

クリップボードとは?

クリップボードとは、コピーした画像ファイルやテキストなど、一時的に記憶しておく機能です。

直前にコピーしたデータだけではなく、コピーした履歴からもデータを使用することができます。

クリップボードには、「スクリーンショットの履歴」「テキスト」「GIF画像」「絵文字」「顔文字」「記号」などを一時的に保存することができます。

一つのファイルに対する最大容量は、4MBです。

ただし、「一時的」な保存のため、パソコンの電源を落とすとクリップボードのデータは消えてしまいます。

クリップボードにコピーするとどこに保存される?

クリップボードにコピーされたデータは、Windows上のどこかに一時保存されます。

しかし、通常は直接中身を確認することができません。

クリップボードを確認するには、次にご紹介する「クリップボードの履歴を確認する方法」の「クリップボードの履歴を有効にする」設定を行うことで、クリップボードにコピーされたデータを見ることができます。

初期設定では、クリップボードに保存できるデータは1つだけですが、クリップボードの履歴を有効にすることで、最大25個のデータを保存することができます。
 

Windows 11でクリップボードの履歴を確認する方法

Windows 11でクリップボードの履歴を確認する方法をご紹介します。

パソコンの機種、OS設定・ソフトウェアのバージョンにより、記事の画像や手順が実際と少し異なる場合があるので、注意してください。

クリップボードの履歴を有効にする方法

クリップボードの履歴を有効にする方法をご紹介します。

1.スタートボタンから「設定」を開く

スタートボタン(Windowsアイコン)を右クリックし、「設定」をクリックします。

スタートボタン→設定

2.「クリップボード」を選択する

右メニューの「クリップボード」をクリックします。

「クリップボード」をクリック

3.クリップボードの履歴を「オン」にする

「クリップボードの履歴」を「オン」に切り替えます。

「クリップボードの履歴」を「オン」
 

Windows 11では、この方法で「クリップボードの履歴を有効にする」ことができます。

クリップボードの履歴からデータを張り付ける方法

クリップボードの履歴からデータを張り付ける方法をご紹介します。

1.クリップボードの履歴を表示する

「Windows」+「V」キーを押します。

「Windows」+「V」キーを押す

2.貼り付けたいデータを選択する

クリップボードの履歴が表示されます。

クリップボードの履歴から、使用したいデータをクリックします。

クリップボードに保存

3.データを貼り付ける

「Ctrl」+「V」キーを押して、データを張り付けます。

「Ctrl」+「V」キーを押す
 

例)パワーポイントにデータを張り付け

データ貼り付け
 

Windows 11では、この方法で「クリップボードの履歴からデータを張り付ける」ことができます。

 
 

以上、Windows 11で、クリップボードにコピーされたデータの保存場所や履歴の確認方法をご紹介しました。

この内容が、少しでもご覧いただいた方たちの役に立った、解決したにつながれば幸いです。