Windows XPのパソコンから、新しいWindowsのパソコンに引越しをするためには、いろいろな準備があります。

パソコンの引越をしたい方に、Vista用のWindows転送ツールのダウンロード、インストール、データのアックアップ方法をお伝えします。

Windows転送ツール・Vista用のダウンロード手順

Windows XPからWindows Vistaに引越しするために、Windows転送ツール(Vista用)のダウンロード方法をお伝えします。

1.Microsoft(マイクロソフト)のページを開く

Microsoft(マイクロソフト)のホームページから、Windows転送ツール・Vista用をダウンロードします。

Windows XP用 Windows転送ツールのダウンロードページ

Windows XP用とありますが、ここでは「Windows XPからWindows Vistaへデータを転送するツール」という意味です。

2.正規のウィンドウズかどうか認証する

Windows XP用 Windows転送ツールのダウンロードページを開くと、画面中央に黄色の部分が表示されますので、「続行」をクリックします。

「続行」が表示されずに「以下のファイルのダウンロード」と表示された場合は、手順4に進んでください。

正規のウィンドウズかどうか認証する

3.Windows Genuine Advantageをインストール

「セキュリティ警告」が表示される→「インストールする」をクリックします。

Windows Genuine Advantageをインストール

4.認証完了

「以下のファイルのダウンロード」をクリックします。

正規のウィンドウズかどうかの認証が終わりましたら、手順2の「続行」の部分が「以下のファイルのダウンロード」に変わります。

認証完了

5.ダウンロードの開始

ファイル名が「tfrcable_x86.exe」、ファイルサイズが「7.9MB」にある「ダウンロード」をクリックします。

「tfrcable_x64.exe」は64bitパソコン用、「tfrcable_x86.exe」は32bitパソコン用です。

一般にはほとんどの人が、32bitパソコンを使っていますので、「tfrcable_x86.exe」でOKです。

不安な方は念のためパソコンのマニュアルにて確認してください。

ダウンロードの開始

6.保存する場所の指定

「セキュリティ警告」画面で、「保存」をクリック→「名前をつけて保存」画面で、デスクトップ画面を表示→「保存」をクリックします。

保存する場所の指定

保存する場所の指定
 

Windows転送ツール・Vista用のインストール手順

Windows XPからWindows Vistaに引越しするために、Windows転送ツール(Vista用)のインストール方法をお伝えします。

1.「tfrcable_x86.exe」を実行する

ダウンロード – Windows転送ツール・Vista用」でダウンロードした「tfrcable_x86.exe」をダブルクリック→「セキュリティの警告」画面で、「実行」をクリックします。

「ファイルの展開」画面が表示されますので、しばらくお待ちください。

「tfrcable_x86.exe」を実行する

「tfrcable_x86.exe」を実行する

「tfrcable_x86.exe」を実行する

2.ソフトウェア更新のインストールウィザード 1

「Windows転送ツール」画面で、「次へ」をクリックします。

ソフトウェア更新のインストールウィザード 1

3.ソフトウェア更新のインストールウィザード 2

「使用許諾契約」画面で、「同意します」をクリック→「次へ」をクリックします。

ソフトウェア更新のインストールウィザード 2
 

「システムの更新中」と表示され、インストールが始まります。

ソフトウェア更新のインストールウィザード 2

4.ソフトウェア更新のインストールウィザード 3

「Windows転送ツールのインストールウィザードの完了」画面で、「完了」をクリックします。

ソフトウェア更新のインストールウィザード 3
 

データのバックアップ手順

Windows XPからWindows Vistaに引越しするために、Windows転送ツール(Vista用)によるデータのバックアップ方法をお伝えします。

1.Windows転送ツールを起動する

「スタート」→「すべてのプログラム」→「Windows転送ツール」をクリックします。

Windows転送ツールを起動する

2.Windows転送ツールの開始

「次へ」をクリックします。

Windows転送ツールの開始
 

Windows転送ツール以外のソフトを起動していますと、「プログラムを閉じます」画面が表示され、次へ進めなくなります。

その場合は「すべて閉じる」をクリックしてください。

強制的に全てのソフトが閉じ、Windows転送ツールが続行できます。

すべて閉じる

3.バックアップデータの保存先を指定する

「新しいコンピュータにどうファイルと設定を転送するか選択してください」画面で、「CD、DVD、または他のリムーバブルメディアを使用する」をクリックしてください。

「転送ツールケーブルを使用する」に「推奨」とありますが、実際にこの方法をする人はいないので気にしないでください。

バックアップデータの保存先を指定する

4.保存先のメディアを選択する

「ファイルとプログラムをどう転送するかを選択してください」画面で、Windows Vistaへ転送したいデータの容量により、「CD」、「USBフラッシュドライブ(USBメモリ)」、「外付けハードディスクまたはネットワークの場所」を選択します。

ここでは、「USBフラッシュドライブ(USBメモリ)」と「外付けハードディスク」の方法をご紹介します。

保存先のメディアを選択する

USBメモリの場合

「USBフラッシュドライブ」をクリックします。

手順6へ進んでください。

USBメモリの場合

外付けハードディスクの場合

「外付けハードディスクまたはネットワークの場所」をクリック→「参照」をクリック→「名前を付けて保存」画面で、外付けハードディスクを選択する→「保存」をクリックします。

外付けハードディスクの場合

外付けハードディスクの場合

5.パスワードを設定する

「パスワードの作成(推奨)」にパスワードを入力→「パスワードの確認入力」で同じパスワードを入力します。

入力すると「*」マークになりますが、問題ありません。

パスワードは設定しなくても構いませんが、セキュリティのため設定することをオススメします。

英語と数字を使うことができますので、お好きなパスワードを決めてください。

このパスワードは、Windows Vistaへデータを移行するときにも必要になりますので、必ず覚えて置いてください。

パスワードを設定する

6.転送するユーザーの選択

「新しいコンピュータに何を転送しますか?」画面で、「すべてのユーザーアカウント、ファイル、および設定」をクリック→「転送可能なものを確認しています」画面が表示されますので、しばらくお待ちください。

Windows XPで複数のユーザーを設定している人は、個々のユーザでバックアップを作成することができます。

ただ、「すべてのユーザーアカウント、ファイル、および設定」にすれば、ユーザーの設定をそのままに転送できます。

転送するユーザーの選択

転送するユーザーの選択

7.転送したいデータや設定の選択

「選択されたファイルと設定の確認」画面で、「転送」をクリック。

転送したいデータや設定の選択

バックアップしたい個別のデータ、または設定を選択することができます。

このWindows転送ツールは、まとめてバックアップができるのが一番のメリットなので、ここで個別に設定してもあまり意味がありません。

ちなみにバックアップしたい個別のデータ、または設定を選択したい場合は「カスタマイズ」をクリック→「転送するユーザーアカウント、ファイル、および設定の選択」画面で、バックアップしたいデータや設定をチェックすることができます。

転送したいデータや設定の選択

8.バックアップの開始

「ファイルと設定のサイズを推定しています」画面と「転送が完了するまでお待ちください」画面が表示されますので、しばらくお待ちください。

パソコンの容量が多いと、数時間がかかることもあります。

バックアップの開始

バックアップの開始

9.バックアップの完了

「新しいコンピュータにファイルと設定を転送する準備ができました」画面が表示されれば完了です。

「閉じる」をクリックしてWindows転送ツールを閉じてください。

バックアップの完了

10.バックアップデータの確認

「マイコンピューター」→外付けハードディスクを開いて、中を確認してください。

「SaveDate.MIG」というデータがありましたら、無事にバックアップができています。

バックアップデータの確認
 

Windows転送ツールでバックアップしたデータは、USBメモリ、外付けハードディスク、CD-R、DVD-R、BD-Rにコピーをします。

詳しくは、「メディアへバックアップ」をご覧ください。