Windows 10のパソコンにインストールされているメールソフト、Outlook(アウトルック)のメールアカウント、アドレス帳、送受信したメール、個人用フォルダーをバックアップする方法をお伝えします。

バックアップしたデータは、新しいパソコン(Windows 11など)にあるOutlookにインポートできるようになります。

Outlookではすべてのデータをまとめてバックアップできる

Outlookでは、「○○.pst」という名前のファイルに以下のデータがまとめられていますので、パソコン引越しの際には「○○.pst」をバックアップするだけでOKです。

データをバックアップすることを「エクスポート」と呼んだりもします。

  • メールアカウント
  • アドレス帳
  • 送受信したメール
  • 個人用フォルダー

Outlookでは、一度の操作ですべてのデータがまとめてバックアップすることができるんです。

Outlook データ ファイル (.pst) には、コンピューター上に保存されているメッセージと Outlook のその他のアイテムが格納されます。

引用元:Microsft | Outlook データ ファイル (.pst および .ost) の概要

 

Outlookのバックアップ方法(エクスポート)

Outlookにもいろいろなバージョンがありますが、ここでは私が使っているOutlook 365のすべてのデータをまとめてバックアップする方法をお伝えします。

※私はThunderbirdも併用して使っています。

1.Outlookの「インポート/エクスポート」を開く

Outlookを起動します。

ここではデスクトップ画面にあるOutlookのショートカットをダブルクリックして、Outlookを起動します。

Outlookを起動する
 

メニューバー「ファイル」をクリックします。

Outlookの「ファイル」
 

左メニュー「開く/エクスポート」→「インポート/エクスポート」をクリックします。

Outlookの「インポート/エクスポート」

2.Outlookの「インポート/エクスポート ウィザード

「ファイルにエクスポート」→「次へ」をクリックします。

Outlookの「ファイルにエクスポート」
 

「Outlookデータファイル(.pst)」をクリック→「次へ」をクリックします。

Outlookの「Outlookデータファイル(.pst)」
 

バックアップしたいアカウントをクリック→「サブフォルダーを含む」をクリックしてチェックを入れる→「次へ」をクリックします。

Outlookのバックアップしたいアカウントの選択
 

「参照」をクリックします。

メールソフトのバックアップ用の保存フォルダ(Windows 10の引越しの準備)」で作成したフォルダを指定して、Outlookのデータファイルを保存します。

Outlookの「参照」
 

「デスクトップ」→「メール」→「OK」をクリックします。

「アドレス帳」、「メールアカウント」、「送受信したメール」フォルダがありますが、OutlookのOutlookのデータファイルはすべてのデータが一緒にバックアップされるため、「メール」フォルダにそのままコピーします。

Outlookのデータファイルは「backup」という名前で保存されます。

Outlookの保存先指定
 

「完了」をクリックします。

Outlookのバックアップ完了
 

「パスワードの追加(オプション)」が表示されますが、何も入力せずに「OK」をクリックします。

Outlookのデータファイルを他の人が勝手にインポートされたくない場合は、「パスワード」と「パスワードの確認」を入力します。

Outlookのパスワード

3.バックアップしたOutlookのデータファイルの確認

デスクトップ画面の「メール」を開きます。

Outlookのアイコンで「backup」があればバックアップ成功です。

backup
 

これでOutlookのすべてのデータのバックアップが完了しました。

新しいパソコンでOutlookを復元(インポート)するときには、こちらのページをご覧ください。

「自分で作成したデータ」、「メール関連のデータ」、「インターネット関連のデータ」をすべてまとめましたら、USBメモリ、外付けハードディスク、CD-R、DVD-R、BD-Rにコピーをします。

詳しくは、「メディアへバックアップ」をご覧ください。

 
今回は、「Outlookのバックアップ方法(Windows 10の引越しの準備)」をお伝えしました。