Windows Vistaへ引越しする準備から実際にデータをコピーする方法です。
パソコンの引越をしたい方に、バックアップしたデータをコピーする方法をお伝えします。
Windows XPでバックアップしたメディアを用意
Windows XPでバックアップした「自分で作成したデータ」、「メール関連のデータ」、「インターネット関連のデータ」が入っている各メディア、外付けハードディスク、USBメモリを準備します。
CD-R、DVD-R、BD-R
Windows VistaのパソコンにあるCD・DVD・BDドライブに入れるだけで、中を開くことができます。
USBメモリ、外付けハードディスク
パソコンに接続します。
しばらくするとパソコンに認識されます。
まずはWindows XPでバックアップしたデータを、Windows Vistaにコピーして引越しの作業をします。
Windows XPでバックアップしたデータ
自分で作成したデータ
各メディアに保存しました「自分で作成したデータ」は、各メディア、外付けハードディスク、USBメモリからWindows Vistaのドキュメント、ピクチャ、ミュージック、ビデオなどのフォルダにコピーするだけでOKです。
詳しくは、「自分で作成したデータ – XPのデータをVistaへコピー」をご覧ください。
メール関連のデータ
Windows XPではOutlook Express(アウトルック・エクスプレス)、Outlook(アウトルック)、Windows Live メール(ウィンドウズ・ライブ・メール)などのメールソフトに関するデータをバックアップしました。
これらのデータをWindows Vistaの標準メールソフトである、Windows メール(ウィンドウズ・メール)へ、インポートします。
単純にコピーをするだけでは、使うことができませんので、注意してください。
詳しくは、「Vista-メール – XPのデータをVistaへコピー」をご覧ください。
インターネット関連のデータ
Windows Vistaでも、Windows XPと同じインターネットのソフトである、Internet Explorer(インターネット・エクスプローラー)を使います。
Windows XPのInternet Explorerでエクスポートしたデータを、Windows VistaのInternet Explorerにインポートします。
単純にコピーをするだけでは、使うことができませんので、注意してください。
詳しくは、「インターネット – XPのデータをVistaへコピー」をご覧ください。
Windows転送ツールのデータ
Windows XPで作成しましたWindows転送ツールのデータは、Windows Vistaのデスクトップ画面にはコピーしません。
基本的にWindows転送ツールは、各メディア、外付けハードディスク、USBメモリから、直接データを読み込みます。
詳しくは、「Windows転送ツール – XPのデータをVistaへコピー-」をご覧ください。
データをコピーするフォルダを確認
データをコピーするフォルダを確認します。
Windows Vistaの個人用フォルダー
Windows XPとWindows Vistaのデータを保存するフォルダには違いがあります。
Windows XPでは「マイドキュメント」の中に「マイピクチャ」、「マイミュージック」、「マイビデオ」があり、一般的には「マイドキュメント」中に全てのデータを入れます。
Windows Vistaでは、自分の名前(Windows Vistaのセットアップ時に設定した名前)のフォルダがあり、その中に「ドキュメント」、「ピクチャ」、「ミュージック」、「ビデオ」などのフォルダがあります。
Windowsで長い間、使われてきました「マイドキュメント」が、Windows Vistaではなくなりました。
フォルダの確認
Windows Vistaの個人用フォルダーの場所と内容を確認します。
「スタート」→「個人フォルダ」をクリックします。
Windows Vistaをセットアップした時に入力した名前が「個人フォルダ」として作成されています。
「個人フォルダ」内に「ドキュメント」、「ピクチャ」、「ミュージック」、「ビデオ」などのフォルダがあります。
引越しするもの
Windows XPからWindows Vistaに引越しをするものは以下のデータです。
- Word(ワード)やExcel(エクセル)など自分で作成したデータ、写真、動画、音楽など。
- アドレス帳
- 送受信したメール
- メールアカウント(メールの送受信に必要な設定)
- お気に入り
- クッキー(Cookie)
- フィード
USBメモリと外付けハードディスクからのコピー
Windows XPでバックアップしたデータが入ったUSBメモリや外付けハードディスクをWindows Vistaで使えるように準備をします。
CD-R、DVD-R、BD-Rの場合は、パソコンのドライブ(CD-R、DVD-R、BD-Rを入れるところ)に入れだけでOKです。
USBメモリ、または外付けハードディスクをパソコンのUSBポートに接続します。
デスクトップ画面の右下にUSBメモリ、または外付けハードディスクが認識中、認識されたバルーン(メッセージ)が表示されます。
バルーンに「デバイスを使用する準備ができました」と表示されたら、バルーンをクリックします。
「ドライバソフトウェアのインストール」画面で、USBメモリ、または外付けハードディスクのドライバが、「使用する準備ができました」となっていることを確認し、「閉じる」をクリックします。
これでUSBメモリ、外付けハードディスクを使用する準備が終わりました。
デスクトップ画面画面から個人用フォルダーへコピー
Windows XPでバックアップした「自分で作成したデータ」(詳細は「バックアップしたデータをコピーする(Windows Vistaへ引越し)」をご覧ください)をWindows Vistaのデスクトップ画面にコピーしましたので、それを個人用フォルダーへコピーします。
デスクトップ画面の「自分で作成したデータ」をダブルクリックします。
「Vistaへ引越すデータ」をダブルクリックします。
「Vistaへ引越しするデータ」フォルダはこのまま表示しておきます。
「スタート」をクリック→個人用フォルダー(パソコンのユーザー名がついたフォルダ」をクリックします。
「個人用フォルダー」と「Vistaへ引越すデータ」フォルダを並べます。
「Vistaへ引越すデータ」フォルダから「個人用フォルダー」内の該当するフォルダ(ドキュメント、ピクチャ、ミュージックなど)へ、ドラッグします。
「Vistaへ引越すデータ」フォルダ内の「マイピクチャ」は「ピクチャ」、「マイミュージック」は「ミュージック」、「マイビデオ」は「ビデオ」、それ以外のデータは「ドキュメント」へドラッグしてください。
ドラッグをするときには目的のコピー先のフォルダの色が変わってから手を離してください。
これで、デスクトップ画面の「Vistaへ引越すデータ」フォルダから、個人用フォルダーの各フォルダ(ドキュメント、ピクチャ、ミュージック、ビデオなど)内へ引越しが終わりました。
各データをWindows Vistaのパソコンにコピー
Windows XPでバックアップしたデータを外付けハードディスク、CD-R、DVD-R、BD-RからWindows Vistaにコピーする方法をお伝えします。
個別のデータをバックアップした場合
「自分で作成したデータ」は、Windows XPからWindows VistaにコピーするだけでOKですが、「メール関連のデータ」と「インターネット関連のデータ」は新しいソフトで使えるようにインポートしなければいけません。
まずは、引越しの準備としまして、バックアップしたデータ全部をWindows Vistaのデスクトップにコピーします。
Windows転送ツールでバックアップした場合
Windows XPで作成しましたWindows転送ツールのデータは、Windows Vistaのデスクトップ画面にはコピーせずに、そのままCD-R、DVD-R、BD-R、外付けハードディスク、USBメモリからインポートします。
各データをコピーする方法
CD-R、DVD-R、BD-R、USBメモリ、外付けハードディスク共通の操作方法です。
USBメモリ、または外付けハードディスクをWindows Vistaで使うことができるようにするには、「データの入ったメディアを準備する(Windows Vistaへ引越し)」で準備を済ませてください。
各メディアをパソコンに接続、または挿入→「自動再生」画面の「フォルダを開いてファイルを表示」をクリックします。
「自動再生」の画面が表示されるまでには、少し時間がかかる場合があります。
「Wndows XPの準備」で引越しの準備をしている場合は、メディア内には、「自分で作成したデータ」、「メール」、「インターネット」があります。
メディア内にあるデータをWindows Vistaのデスクトップ画面にドラッグしてください。
デスクトップに「自分で作成したデータ」、「メール」、「インターネット」がコピーされます。